種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?

はじめに

日本の少子高齢化に伴い、生命保険の加入率は年々上昇していますが、生命保険は商品数が多いだけでなく商品内容も分かりづらいため、加入をためらう人も少なくありません。
そこで今回は、代表的な生命保険について、それぞれの概要や特徴について解説していきます。

生命保険とは?

種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?
生命保険とは加入者が保険料を供出し、もしもの際には保険会社が積み立てた契約準備金から一定の金額の保険金が支払われる金融商品を指します。
特に、生命保険では加入者の死亡が支払い条件に設定されていることが多く、これによって残された遺族の生活を維持することができます。

独身でも生命保険は必要?

現在では、病気や怪我の際に支払われる入院保障を含む保険商品も増えており、万が一のことを考えると、独身でも加入するメリットはたくさんあります。
他にも、養老保険などは定められた満期を迎えると、満期保険金が給付されるので、老後資金の積立としても活用することができます。

生命保険の主な種類

種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?
生命保険といっても、実際には保険金の支払い条件や保証内容によって細かく分類されています。
ここからは、各生命保険の分類やその中身について解説していきます。

死亡保険

種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?
死亡保険は加入者が事故や病気など、何らかの原因で死亡した際、残された遺族に対し保険金が支払われる生命保険です。
死亡保険のメリットは加入して保険金を1度でも支払えば、すぐに死亡保障が使えるようになることで、加入者の遺族は即座に多額の保険金を手に入れることができます。

定期死亡保険(定期保険)

定期死亡保険は名前の通り保障期間が定められている保険のことであり、大きく分けると二種類存在しています。
一つは保障期間が随時更新される更新型であり、もう一つは定められた年齢に達すると契約が終了する全期型になります。
どちらも掛け捨て型がほとんどなので、保障期間が終了しても払戻金が支払われることはないですが、その分月々の保険料は安く抑えることができます。

終身死亡保険(終身保険)

終身死亡保険は加入者が死亡した際に保険金を受け取れるという点では一般的ですが、このタイプの保険には保証期間の定めがありません。
つまり、保険料を支払っている限りは半永久的に保障を受けることができますし、定期保険と違い保険料が値上がりすることもないです。

定期保険特約付終身死亡保険(定期付き終身)

定期保険特約付きの終身死亡保険は、終身保険に定期保険の特約を付け加えた保険の総称になります。
契約を一つにまとめることができるので管理の手間を減らすことができますし、定期保険以外の特約も加えられるので、自分に合った保険にカスタマイズしやすいという特徴があります。
しかし、更新することができる年齢の上限が定められていたり、更新する度に保険料が増額されることが多いため、各種条件についてはしっかりと確認しましょう」。

収入保障保険

収入保障保険は加入者が死亡もしくは寝たきりになってしまった場合、その家族に一定期間保険金を給付しつづける保険になります。
基本的には20~30年単位で保険期間が定められている定期型と、年齢を基準に加入期間が決定する前期型の二種類が存在します。
終身保険などの貯蓄型と比較すると保険料はリーズナブルなので、手軽に加入することができます。

医療保険・疾病保険

種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?
医療保険は公的保険と民間保険の二種類があり、公的保険については自己負担限度額を超える医療費を国が負担することになっています。
それ以外の民間保険は各保険会社が販売しており、入院の際に個室を選ぶと発生する差額費用など、公的保険では支払われない部分を保障してくれます。

私的保険は保険会社が販売している民間の医療保険で、個室または少人数部屋へ入院を希望する時に掛かる差額ベッド代など、公的保険ではカバーできない部分を保障する医療保険です。

疾病保険は国民の三大疾病とされている脳卒中・心疾患・ガンの3つに特化した民間保険で、これらの疾病にかかった際には手厚い保障を受けることができます。
商品によっては糖尿病と高血圧を加えた五大疾病に対応するプランもあります。
どちらも保険料は低めに設定されており、既往歴のある高齢者でも一定条件さえクリアしていれば加入することができるので、健康に不安を感じている方は加入を検討してみましょう。

定期医療保険

定期医療保険は定められた期間内の医療費が支給される掛け捨て型の医療保険です。
満期を迎えると同じプランで更新するか、別のプランに乗り換えるか検討することができますが、更新の度に保険料が上昇していく商品がほとんどです。
それ以外にも更新時に健康状態が悪化していたり、一定の年齢を超えている場合には保険料の増額や更新自体を拒否されるケースもあります。

終身医療保険

終身医療保険は一生涯に渡り医療費の一部が保障されるタイプの保険を指します。
掛け捨て型と貯蓄型の二種類に大別することができ、貯蓄型は満期を迎えると、事前に定められた解約払戻金が給付されます。
半永久的に医療費が保障されるため月々の保険料は高めに設定されていますが、保険料は変動しないため、加入期間が長くなるほど得することになります。

ガン保険

ガン保険とはガンに特化した医療保険の総称で、診断料・治療費・入院費・手術費の四種類が保証されたプランが一般的です。
基本的には別の持病を抱えていても加入することができますが、加入以前にガンに関する既往歴がある場合は審査の段階で断られる可能性が高いです。
また、多くのガン保険は免責期間(待機期間)を設定しており、この期間中にガンが発覚しても保障の対象外となります。

所得補償保険・就業不能保険

所得補償保険は加入者が病気や怪我などで働けなくなった際に、年間所得の一部を保障する医療保険になります。
主に生命保険会社ではなく損害保険会社が販売していることが多く、窓口が異なるので注意しましょう。
保障内容については働いていた際の年間所得の50~70%を2年間に渡って保障するプランが一般的です。

就業不能保険も加入者が就業不能になった際に年収に応じた給付金が支払われるという点では所得補償保険と変わりません。
しかし、就業不能保険は保険金の受け取り期間が定められていない商品が多いので、長期間働けない場合はこちらの方が適しています。
また、どちらもうつ病などの精神疾患や妊娠・出産は適用外ですし、怪我を負った際でも自傷行為や自然災害などが原因の場合は保険金は支払われないので注意しましょう。

介護保険

種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?
介護保険は公的保険と民間保険に分けることができますが、どちらも介護サービスを現物給付という形で受けることができます。
公的保険については国の介護保険制度に加入することによって、費用の一部を国や各自治体が負担してくれます。

一方、民間保険は公的な介護サービスだけではカバーできない部分を補完することを目的としており、公的介護保険連動型と独自基準型に分けられます。
公的介護保険連動型は国が定める介護保険制度に連動しているので随時提供されるサービス内容が変更されますし、要介護認定を受ける必要があります。
独自基準型についてはサービスの提供基準を各保険会社が定めているので要介護認定を必要としないものの、独自基準を満たしていないとサービスを利用できません。

生死混合保険

生死混合保険とは生命保険と貯蓄型保険を組み合わせたタイプの保険のことです。
二種類の保険を一つの商品として提供しているので保険料は割高になりやすいですが、万が一の時に備えながら将来のための貯蓄も並行して行うことができます。
ただし、貯蓄型保険の部分については満期日まで死ぬことなく保険料を払い続ける必要があるので、加入する際は支払い条件をしっかりと確認しておきましょう。

学資保険・こども保険

学資保険は子供の教育費を補うことを目的とした貯蓄型保険で、子供が進学した際に一時金を受け取ることができます。
一方、こども保険は子供の病気や怪我に備えるための医療保険なので、子供の健康が心配な方におすすめの保険となっています。
こども保険の多くは掛け捨て型で保険料も低めに設定されていますが、毎月の支出は増えることになるので注意しましょう。

個人年金保険

個人年金保険は一定期間保険料を支払った後、毎年一定金額の年金給付を受けられる民間の貯蓄型保険になります。
主に確定年金・有期年金・終身年金の三種類に分けられますが、死亡するまで年金給付を受けられるのは終身保険のみとなっています。
また、確定年金に限り給付期間を残した状態で加入者が死亡した場合には、遺族が代わりとなって年金を受け取ることができます。
有期年金や終身年金については、加入者が死亡した時点で給付が終了しますが、商品によっては遺族に一時金が支払われることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

養老保険

種類が多くてややこしい生命保険!自分は何を選べばいいの?
養老保険は加入者が死亡した際に支払われる死亡保険金と、保険期間が満了した時に支払われる満期保険金が同額の保険のことを指します。
保障期間を定めない終身払いの貯蓄型保険が一般的ですが、この場合は月々の保険料が高額になりやすいため、加入を検討する際は貯蓄の必要性の有無によって判断しましょう。

まとめ

今回ご紹介したとおり、生命保険と一口にいっても、その種類は色々とあるので、ややこしいと思って忌避してしまう場合があります。
しかし、どんな人であろうと病気やトラブルに備える必要はあるので、今回ご紹介した情報を参考にして自分にぴったりな保険を選ぶようにしましょう。