終活で話題の墓友とは?

生きているうちから交流を結べる墓友という存在

終活で話題の墓友とは?

終活で最近話題になっている墓友という言葉を意味にしたことはありますか。

墓友とは、いろいろな事情から一人でお墓に入る予定の人たちが集まり、永代供養墓などの一緒のお墓に入る友達のことです。終活でお墓を考えるとき、仲の良い友達とお墓に入ろうと考える人が、これから増えてくるかもしれません。

●同じ墓に入る友だち「墓友」

通常、一緒のお墓に入るのは血縁者や配偶者といった家族です。しかし、一緒のお墓に入るべき家族がいない人もいます。諸事情があって、家族と一緒のお墓には入りたくないという人もいます。そんな人たちが、同じような境遇の人を誘いあって墓を共同購入するとき、「墓友」と呼ばれます。墓友という言葉は、死後についての準備を意味する「終活」が流行し出した2010年ごろから、メディアなどで話題に上るようになりました。終活サークルなどに参加したり、エンディングをサポートするNPO法人に参加したりして、墓友を探す活動をする人もみられます。

●個別墓より「敷地内の近隣区画同士」が特に墓友と呼ばれる

「同じ墓に入る」というと、一般的に家族が継承するような個別のお墓に一緒に入る友達であるとイメージしがちです。確かに、墓友同士で個別墓を共同購入するケースもあります。しかし、共同墓として用意された大きな敷地内で、小規模な一区画をそれぞれ購入するケースのほうが多いようです。いわば、「一軒家」で同居をするのではなく、「マンション」の一室を購入し、隣同士で交流するようなものです。

●個別墓の墓友より共同墓での墓友のほうが、トラブルが少なく安心

個別墓に友人同士で入れるということに、驚く人もいるでしょう。個別墓は家族など血縁関係にある人たち同士で入るものというイメージがあるためです。しかし、お墓を管理する寺院などの方針にもよりますが、ほとんどの場合「個別墓は家族で入るもの」という決まりはありません。契約者が了承すれば、どんな人でも同じお墓に入れるのです。ただ、単に「かかる料金が割り勘になるから」と、安易に墓友を集めて個別墓を買い求めると、のちのち面倒なことになる可能性もあります。

共同購入はできても、1つのお墓の名義を共有できるとは限らないためです。名義人が先に亡くなったときには、所有者の名義替えをしなければなりません。また、事情が変わって「やはり他に墓を求めたい」と思ったとき、費用などの関係から墓友たちとトラブルになる可能性があります。墓友を求めるなら、「一軒家」より「マンション」タイプがおすすめです。共同墓の一区画を買い求めるタイプであれば、区画ごとに名義が分かれ、トラブルの心配は少なくなります。樹木葬も墓友としてよく使われるようになってきました。

墓友は、同じお墓に入るだけの関係ではありません。同じお墓に入る同士ということで、生きているうちから交流を結べるところに利点があります。終活の交流会などで知り合った方々が、墓友について事前に話し合いをして決めるケースも増えてきています。そういう場所だと、供養や死について、通常であればはばかれるような話題も、気兼ねなく話し合うことができるからです。終活で交友関係が広がり、死や墓について語り合うことができるのであれば、墓友も一つの選択肢になっていくのかもしれませんね。