自宅墓の3つのメリットと注意点

遺骨を骨壺に納めて、骨壺より少し大きな石棺に入れて、自宅で供養します。自宅の仏間や床の間、家具の上などでも置くことができます。お墓のように維持管理費もかからず、自宅にありますので、毎日お参りすることもできます。

自宅墓の3つのメリットと注意点

自宅墓とは?

お墓をお参りにいく時間がない方、お墓が遠方にあって中々お参りにいく機会がない方、お部屋が狭くて仏壇が置けない方、いつまでも身近で故人を偲びたい方。そういう人たちに向けて手元供養の一つとして生まれたのが「自宅墓」です。

●自宅墓とは?

 遺骨を骨壺に納めて、骨壺より少し大きな石棺に入れて、自宅で供養します。自宅の仏間や床の間、家具の上などでも置くことができます。お墓のように維持管理費もかからず、自宅にありますので、毎日お参りすることもできます。

もし自宅の庭にお墓を建てることができるなら、墓地・霊園を使用する際の永代使用料や管理費も必要なく、いつでも墓前で故人を供養することができます。しかし、自宅の庭に遺骨を入れたお墓を建てることは、墓地埋葬法によって禁止されています。ただ、遺骨を自宅内で保管することは法律上問題ありません。そういう法的な問題もなく、身近な場所でお参りできる新しいお墓のスタイルとして注目を浴びています。

●自宅墓のメリット

自宅墓ならではの利点には次の3つが上げられます。

①.亡くなった家族のことを常に身近に感じる

最愛の配偶者(夫または妻)を亡くされた時は、暗いお墓の中にこのまま安置して良いのかと、疑問に思われる遺族もいらっしゃることでしょう。個人の死生観や信仰心にもよりますが、最愛の人が違う世界へ旅立ったと考えるよりも、ご自分の身近でこれからも変わらずに傍にいて、親密な関係を保ちたいと願う人にとっては、心の支えになる供養方法といえます。

②供養を気楽に行える

遺族も年齢を重ねるうちに、いずれ足腰は弱っていくものです。また体調も徐々に変化していくでしょう。身体や体力の衰えを感じる中、お墓のあるお寺や霊園が遠方にあるなら、故人の命日やお盆にお参りへ行くことも難しくなります。自宅墓であるなら長い距離を移動する煩わしさや、お参りするスケジュールの調整を気にすることなく気楽に供養ができます。

③費用を抑えることが可能

寺院や霊園に建てる新しいお墓を購入する場合は、墓石等の購入費用が数百万円に上ることがあり、管理費用も必要になります。しかし、自宅墓であるならその保管方法や、管理に必要となる物品は国の法律や地方自治体の条例等で定められていないため、供養方法によってはほとんど費用をかけないことが可能です。自宅墓にかかる費用はおよそ20万円前後です。

●自宅墓の注意点

亡くなられた方の身寄りが、ご自分だけ、またはごくわずかな遺族のみである場合、遺骨の所有者は管理しやすく、故人の生前の願いや、ご自分の希望する方法で管理をすることができます。しかし、他に遺族が多数いて自宅墓に反対する場合も出てきますので、事前に良く話し合いをしておくことが必要です。あと、風通しの良い所や、湿気が少ない場所で遺骨・遺灰は管理するようにしましょう。