一日葬とは?普及が進む背景や実際の流れについて

忙しい現代人を中心に人気急上昇中!?

はじめに

最近では、社会の急速な変化に伴い、葬儀の在り方も多様化しつつありますが、その中でも「一日葬」と呼ばれる葬儀が人気になりつつあります。
一日葬では葬儀全体をスピーディーに行えることから、忙しい現代人や葬儀費用の負担が難しい人には非常におすすめです。
そこで今回は、一日葬の普及が進む背景や実際の流れについて解説していきます。

一日葬とは?

一日葬とは?普及が進む背景や実際の流れについて
一日葬とは通常の葬儀とは異なり、告別式と火葬のみを行う簡略的な葬儀のことです。
通常の葬儀であれば、身内や親戚などが集まり通夜を過ごしますが、一日葬の場合は通夜を行なわないですし、告別式から火葬までが一日で終了します。

一日葬の普及が進む背景

最近になって人気を博している一日葬ですが、その普及の背景には高齢化の進行があります。
高齢者が亡くなった場合は配偶者が喪主となるのが一般的ですが、喪主は葬儀の準備や当日の対応など身体的負担が大きくなりやすいです。
また、参列者を少なくして葬儀を行っても100万円近くの出費となるので、他の親戚などと分担できない場合は経済的な負担にもなります。
このように高齢者が一人で喪主を行う大変さや、従来型の葬式の負担の大きさなどが問題になっていますが、一日葬であればこういった問題も心配する必要がありません。

家族葬との違いは?

家族葬も一日葬と似ている点が多いですが、家族葬は遺族や親戚だけで小規模に行う葬儀のことなので、全体の流れは通常の葬儀と変わりません。
また、家族葬の方が時間に余裕があり、しっかりと故人と向き合うことができるので、気持ちの整理をしてから故人とお別れしたい人におすすめです。
一方で、一日葬は葬儀も含めて全ての作業が一日かからずに終了するので、時間や手間を軽くしたい人には一日葬の方が適しています。

一日葬のメリットは?

一日葬とは?普及が進む背景や実際の流れについて
一日葬には以下のようなメリットがあります。
一日葬を検討している人は事前にしっかりと把握しておきましょう。

精神的・体力的な負担を軽減する

家族が亡くなった際に、遺族は悲しむ暇もなく、喪主として葬儀の準備や調整に追われることになります。
これは想像以上に精神的・肉体的な負担になりますし、葬儀後も相続手続きや名義変更などを行う必要があるので、休むことができません。
しかし、一日葬であれば葬儀会社が提供している葬儀プランを利用することで、煩雑な作業を全て葬儀会社に任せることができます。

費用を軽減できる

一日葬は飲食物や香典返しを大量に用意する必要がないので、全体にかかる費用を節約することができます。
特に最近は、葬儀会社がパッケージ化された葬儀プランを用意しているので、それを利用することで記載された金額内で葬儀を行えます。
その分、葬儀場や細かい内容を指定することはできませんが、葬儀にお金をかけることが難しい人にとっては非常に魅力的です。

参列者が気軽に参列できる

現代では地元を離れて違う土地で生活している人も多いので、遠方から葬儀に参列することもあります。
しかし、そのためには数日分の有給を取ったり、仕事の調整をする必要がありますし、交通費や宿泊費もかかるので、参列者にとっては負担になります。
一方、一日葬であれば比較的時間の調整が行いやすく、宿泊も不要なので気軽に参列することができます。

一日葬のデメリットは?

一日葬とは?普及が進む背景や実際の流れについて
一日葬には色々なメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。

故人をしのぶ時間が短い

一日葬は所要時間が短いので遺族の負担を軽減できますが、一方で故人をしのぶ時間も短くなってしまいます。
特に一日葬の場合は、通夜を行わず、葬儀自体も一日足らずで終了するので、故人の思い出を振り返ったりする余裕がありません。
そのため、手間や負担の観点から一日葬を希望していたけれど、実際にやってみると「もっと時間が欲しかった」と後悔するケースも見られます。
一日葬を考えている人は、このような気持ちの整理についても考えた上で、葬儀の形を選びましょう。

弔問対応が葬儀後に多くなる

一日葬は参列者が少ないので、その分葬儀後の弔問対応が通常よりも多くなります。
弔問を断るのは失礼に当たるので中々難しいですし、故人の交友関係が広かった場合は、弔問客もかなりの数になります。
もし、こういった対応が負担になりそうな場合は、葬儀前に弔問不要の知らせを出すなどして、事前にお断りしましょう。

一日葬の流れ

一日葬とは?普及が進む背景や実際の流れについて
一日葬は簡略的な葬儀ですが、実際の流れは通常の葬儀と大きくは変わりません。
まず故人が亡くなった段階で、葬儀場などに隣接されてある安置施設に遺体を搬送・安置します。
法律の関係で亡くなってから24時間以内に火葬を行うことはできないので、その間に葬儀社の担当者と今後の段取りなどについて打ち合わせを行いましょう。
その後、参列者を集めて告別式や火葬を行い、最後に骨上げをすれば、それで一日葬は終了となります。
また、通常の葬儀であれば命日から初七日法要まで精進落しをしますが、一日葬では精進落としを省略する場合も多いです。

一日葬の費用・相場

一日葬とは?普及が進む背景や実際の流れについて
一日葬の費用は業者によって異なりますが、30~40万円程度が相場となっています。
通常の葬儀であれば小・中規模だったとしても100万円近く必要になることを考えると、かなり費用を抑えることができます。
葬儀費用の多くは会場費と飲食接待費の2つですが、会場費については一日葬だったとしても変わらない斎場が多いので注意しましょう。
最近は一日葬用にパッケージ化された葬儀プランを各葬儀会社が提供しているので、事前に資料を取り寄せるなどして、比較検討することをおすすめします。