知っておきたい、いま人気のハワイでの海洋散骨葬

~ハワイで散骨する方法とその注意点を詳しく解説~

知っておきたい、いま人気のハワイでの海洋散骨葬

1.ハワイでの海洋散骨について

日本から、およそ7時間のフライト。開放的な空と海の中で、バカンスを楽しむ定番の場所と言えばハワイでしょう。新婚旅行や挙式で選ばれる場所、というイメージが強い場所ですが、実は近年は供養の場所としても選ばれています。様々な理由により、お墓を持つのではなく自由な形の供養を選ばれる方が増えています。散骨は場所を選ばずに行うことができる供養です。せっかくなら、故人の大好きだった場所で供養を行いませんか?今回は、ハワイでの海洋散骨について説明します。

2.ハワイでの海洋散骨の魅力とは?

どうしてハワイでの海洋散骨が人気なのでしょうか。
まずは費用面です。渡航費や宿泊費を考えるとハワイはかなり高額なイメージですが、実は日本にお墓を購入し維持していくことを考えるとお値打ちになります。費用面に関しましては後程詳しく解説します。コスト面だけではなく、お墓を維持していくことにかかる手間を省くことができます。散骨はお墓を維持することとは違い、墓標を作る必要がありません。継承者不足問題に悩む必要がありません。また、墓のメンテナンスや墓参りに対して煩わしさを感じる方にも選ばれています。

金銭的・身体的な負担を省く自然葬には、樹木葬や海洋散骨など様々な方法があります。その中でもハワイを選ばれるご遺族には、「故人の想いを重視したい」という気持ちが強いです。「故人が大好きだった場所に散骨してあげたい」、「故人と一緒に行きたかった。最後に想いを叶えたい」・・・様々な理由で、散骨の場所にハワイが選ばれています。実際にハワイの透き通った海に故人の骨と色とりどりの花びらを放ち、美しい自然に還っていく様子は、忘れられない光景になるでしょう。日本から7時間という、海外の中ではアクセス良好な点も選ばれる理由です。一年中通して晴れているイメージが強く雨が降ってもすぐに止むハワイの天候も、海洋散骨に向いていると言えます。

また、ハワイは散骨に親しみのある場所です。ハワイの先住民族には、古くから遺骨を海に還す習わしがありました。古来より海洋散骨が行われており、死後に遺骨を海に還し、その海から魚や貝など海の恵みを取り入れて生活をすることが究極のリサイクルであると信じられてきました。現在は土葬や火葬など行われていますが、サーファー、ダイバー、フィッシャーマン、カヌー等、海に親しんで生きるハワイの人は、誰もがごく自然に散骨を行っています。
故人が母なる海へ還っていく様子を見ることで遺族の心も癒えるでしょう。また、ハワイで故人との最後の想い出を作ることができるだけではなく、残された遺族もリフレッシュすることができます。

3.ハワイでの海洋散骨にかかる費用

ハワイの透き通った海でバカンスを・・・と考えると、高額なイメージがありますが、海洋散骨の場合はどのくらいの費用が掛かるのでしょうか。手配会社にもよりますが、散骨ツアーに参加する場合、ツアー費用は10万~40万円程プラン内容によって金額に差があります。

一般的な海洋散骨のプラン内容を説明します。ホテルから港までバスやタクシーでの送迎、クルーザー手配代行、クルーザーへの乗船(チャーターの場合と乗り合い船の場合があります)、海洋自然葬実施証明書、記念スナップ写真、供花、花カゴ、クルーザー上での音楽演奏、牧師さん、通訳サービスなどがツアープランに入っていることが多いです。ご遺骨の粉砕や、水溶性の紙袋への袋詰めなどを行う業者もあります。ツアーに含まれていない場合は別途遺骨の粉砕料金(3万円程)がかかります。もちろん業者やプランの内容に応じて金額は変わりますので、直接問い合わせください。

ツアー代金に加えて渡航費と宿泊費がかかります。散骨時期が決まったら早めに格安航空券を手配することで、航空費や宿泊費はお値打ちになります。同行する人数にもよりますが、高額プランやオプションを選ばなければ、ハワイ散骨は50万円程度で可能です。対して、日本で墓を購入し維持していくことを考えると150万円程度はかかります。渡航費宿泊費等を含めて総額で計算したとしても、日本でお墓を購入し維持していく費用に比べれば、海外散骨のほうがお安くになります。さらに家族の思い出も作ることができ、気持ちもリフレッシュできます。

散骨費用は、どこまでのプランを行うかによって変わってきます。家族何人で現地へ行くのか、日程はいつにするのか、船は貸し切りにするのか、乗合にするのか、その他オプションサービスを依頼するのか、まずは家族で話し合って方針を決め、海洋散骨ツアーのコーディネート会社に費用を確認してみましょう。

ハワイの航空券や宿泊施設はお正月、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク等は高額になります。さらに散骨業者にも特別料金を請求されたり、混みあっていて予約が取りにくくなったりすることがありますので、ご注意ください。

コストを削ることを考えるのであれば、散骨代行業者を利用する手もあります。散骨代行は渡航料や宿泊施設などもかからず委託料のみで済むため、10万円程度で行うことができます。体力的に自ら出向くことが困難な場合にもおススメです。業者に遺骨を郵送すれば、散骨完了後に散骨実施証明書が届きます。ハワイの広い海のどこに散骨したのか分かるようになっていますので、自分(または家族)が亡くなった時にも全く同じ海へと散骨してほしいという要望にも応えてもらうことができます。散骨代行を依頼する場合には、個人での散骨ではなく他の方との合同散骨となります。

4.法律や手続きに関するポイント

散骨を行うためには、事前準備や法律知識などを知っておかなくてはなりません。ハワイでの散骨は、法的に問題ないのでしょうか。
アメリカには、散骨を規制する国としての法令は存在しません。ハワイでの散骨は、マナーを守って行えばよいとされています。

注意する点としては、「連邦水質汚染防止法」という法律により、散骨は海岸から約五キロ以上離れた沖合で撒かなくてはならないというルールになっています。そのため、ビーチへ散骨することはできませんので、ある程度沖合に出なくてはなりません。船もしくはヘリコプター等をチャーターする必要があります。

また、海を汚さないように遺灰を撒かなくてはなりません。遺骨はパウダー状にしてから水溶性の紙袋に入れて準備を行います。クルーザーの上は強風であることが多く、同乗者にご遺骨のパウダーがかかることの無いように、水溶性の紙袋を使用します。大きな紙袋に遺骨を詰め込むと、海に投げ入れたときにズッシリと沈んでいきます。小さ目な紙袋いくつかに分けて準備し、立ち会う家族で少量ずつ撒くようにした方が良いでしょう。献花や供物は、ビニールや紐などの海を汚す恐れのある装飾は全て外し、花びら等の分解されやすい部分だけを少量撒くようにします。

そして、海洋散骨後の報告義務があります。散骨後30日以内にアメリカ合衆国環境保護庁に、散骨を行った旨を報告しなければなりません。船や飛行機を使用して散骨に向かう場合にも届け出が必要です。
以上のように、諸手続きなどの煩わしさを考えると散骨業者に依頼することがおススメです。粉骨や、船やバスなど移動手段の手配、通訳などを信頼できる散骨業者に一括して依頼することで、安心して散骨を行うことができます。ハワイは散骨に人気な地です。日本語の通じる散骨業者が多数あります。数社問い合わせし、比較検討の上で業者を決めましょう。

ちなみに、遺骨の飛行機内への持ち込みについて、ハワイであればそれほど難しくありません。国によってはチェックが厳しいところもありますが、ハワイに関しては遺体火葬(埋葬)許可証さえ持っていけば問題ありません。散骨が珍しくない国だからです。ただし、遺体火葬(埋葬)許可証は、空港での手荷物検査において必要になりますので、必ず持参してください。

5. その他ポイント、散骨場所、服装について

ハワイでの散骨の場所は様々です。メジャーなのはオアフ島、マウイ島、ハワイ島です。オアフ島はサンゴ礁とウミガメの楽園として有名です。ワイキキビーチや、ダイヤモンドヘッドがあります。ショッピング等でも賑わっています。

マウイ島の特徴は、渓谷や休火山などありのままの自然が残っていながら、都会らしさもあるというところです。
ハワイ島はハワイ諸島で一番大きな島です。豊かな自然とローカル感を味わえるのはハワイ島です。散骨地に関しては、好みに合わせて選べばよいと思います。

本人が散骨を望む場合、希望事項があれば書面で残しておくべきです。ハワイでの散骨は、遺族が出向いて行う場合には時間もコストも手間もかかります。生前での申し込みを受け付けている業者もありますので、あらかじめプランを決めておき、必要な金額を残しておくと良いでしょう。

散骨を行う注意点ですが、すべての遺骨を撒いてしまうと、日本で拝むものが無くなってしまいます。「全ての遺骨を美しい海に還してあげたい」という気持ちも分かりますが、親族間で良く話し合いを行うべきです。一部の遺骨を残し、日本で供養する方法もあります。最近では遺骨でペンダントやネックレスを作ったり、ダイヤモンドに加工するサービスもあります。散骨を行ってしまえば、当然ながら後悔してもやり直しはできません。

その他よくある疑問点として、散骨時の服装は動きやすい服装であればよろしいと思います。普段着でも正装でも構いません。ちなみにハワイの正装はアロハシャツやムームーに革靴です。黒服ではなく、ラフな印象の服装で散骨した方が、ハワイらしさが感じられます。酔いやすい方は酔い止めを持参しましょう。特にクルーザーが小型であれば注意が必要です。体調が心配な方は予定を詰め込みすぎず、ゆっくり休息できるようにしましょう。

そこで最後に

ハワイでの海洋散骨葬の極意3ヶ条 

1.母なる海に還ることを望むなら、ハワイでの海洋散骨を!
2.ハワイでの海洋散骨は散骨業者を利用するとスムーズです
3.散骨は家族間でよく話し合いを行ってから決めましょう
               頭の片隅に入れておいてください。