失敗しない手元供養

手元供養のメリット、デメリットを詳しく解説!あなたにとってベストな供養は?

失敗しない手元供養
手元供養というのは、遺骨や遺灰をお墓や納骨堂などに納骨をしないで、自分の手元に置いたまま供養をするというものです。自宅で供養するため、自宅供養と呼ばれることもあります。

手元供養にはどのようなものがあるのか

手元供養の種類はさまざまで、ただ骨壺に入れただけの遺骨を置いておくというものだけではなく、遺骨の一部を小さな容器に入れ替えたり、ペンダントにしていつも身につけておくといった方法もあります。

手元供養を選ぶのはなぜか

最近は、お墓やお葬式など死生観についての考え方が、人それぞれ違ってきています。自分が本当にどうしたいかを深く考えることで、その選択肢は大きく広がってきており、多様化してきています。
その中で、手元供養を選ぶ理由も、、人によってさまざまではあります。

【故人を身近に感じていたい】

大切な人の突然の別れに、どうしても気持ちを整理することができず、ずっとそばで故人を感じていたい、またはそばで自分を見守っていてもらいたいなどという思いに応えてもらいたいために、手元供養を選ぶ人がいます。
自己満足ではあっても、それで安らぎを得られる人もたくさんいます。

【田舎のお墓は遠い】

都会に移住してそのまま田舎に戻らない人が大勢います。そうなると、田舎にはしょっちゅう帰ることはできませんし、墓守をすることも不可能になってきます。そのため墓じまいをしてしまう人も多く、墓地や墓石は不要だと考える人も増えてきました。
そのため、手元供養にして、いつでもお参りできる環境を選ぶ人も増えています。故人を供養する気持ちがあれば、そこに正誤があるわけではありませんので、どのような供養の方法でも構わないといえるでしょう。

【お墓に対する価値観の変化】

実際にお墓を建てるには、ものすごくお金が必要となってきます。先祖代々のお墓があって、そこに入れるならそれほどの料金はかかりませんが、新たに建てるとなると、かなりの支出を覚悟する必要があります。
お墓を建てることに対して、最近は価値観が大きく変化しており、大金を支払ってまでもどうしても準備する必要があると考える人は、今やずいぶんと減ってきました。
そして故人を偲ぶ気持ちがあれば、物質はわずらわしいばかりで不要であると考えるようになってきている考え方へととってかわってきています。

手元供養をするには

それでは具体的に手元供養をするにはどうすればいいのか、またどんなものがあるのかを見ていきましょう。

(1)手元供養の方法

手元供養をする方法は、遺骨や遺灰のすべてを骨壺に入れて、自宅で保管するというものと、遺骨や遺灰の一部だけを保管するという方法があります。
遺骨や遺灰の一部を手元に保管する場合は、基本的には分骨という形式になります。通常の分骨というのは、基本的にはお墓に納骨し、一部の遺骨を小さな骨壺に分け入れて、永代供養などに納骨するような場合をいいます。この場合、分骨証明書というものを発行してもらわないといけません。
しかし、手元供養の場合は、お墓に遺骨を納骨するわけではありませんので、分骨証明書は必要ありません。ただ、将来的にもしお墓に納骨することになるかもしれないと思われることがあれば、この時に分骨証明書を発行してもらっている方が無難でしょう。
分骨証明書は、火葬後に分骨をする場合には、その火葬場で発行してもらいます。もしすでにお墓に納骨してしまっている場合には、お墓の管理者などに依頼して発行してもらうことになります。

(2)手元供養の種類

手元供養の種類も今ではさまざまなものがあります。需要が多く、人気が高いことが伺えます。

【ミニ骨壺】

小さな骨壺で、遺骨の一部を納めることができます。
ミニといっても大きさはまちまちで、デザインや骨壺の素材なども、陶器、金属、ガラス製など数多くあります。有名デザイナーによってデザインされたミニ骨壺などもあり、話題となっています。

【ペンダント等アクセサリー】

いつも身につけておけるタイプのペンダント式の手元供養です。素材についてもダイヤモンドなどの人口の宝石や樹脂などの素材のものからデザインもさまざまなものがあります。中に小さな空洞があり、そこに砕いた小さな遺骨や遺灰を入れておくことができます。
ペンダントの他には、ブレスレットやブローチ・指輪などのアクセサリーもあり、自分のスタイルにあったものが、きっと見つかるはずです。

【ステージ】

ステージというのは、おおまかには小さな仏壇のことをいいます。
ステージのデザインもさまざまなものがあります。飾り台のような形状になっているものなど、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
小さくて部屋のインテリアを邪魔しないもので、そこに写真などそのまま飾ることもできます。仏壇が不要だと考える方にも最適であるといえます。

手元供養の費用の相場

手元供養をする場合に必要な費用についてまとめてみました。
・手元供養にするためには、遺骨を砕く作業が必要です。遺骨を粉骨するための費用がかかることを考えておかなければいけません。だいたい3万円程度が相場です。
・手元供養にするために加工しなくてはいけない場合にかかる費用(ペンダントなどのアクセサリーなどにする場合)費用については、そのアクセサリーによって大きな変動があります。安価なものから何百万円といったものまであります。
・遺骨を納めるための容器の購入代金(ミニ骨壺やステージなど)骨壺なら数千円のものから数万円のものがよく売れています。
・分骨する際にも費用がかかります。分骨証明書発行手数料や、開眼供養のお布施代金などに費用はかかります。お布施などは数万円程度が相場です。

手元供養の今後

手元供養というのは、お墓の今後のあり方について考えるにあたり、重要な要素のひとつだといえます。
墓地や墓石を買っても、少子化で核家族化が進む日本にあって、それらを子々孫々守り続けていく能力があるのか、また持続できるのかどうかということが、今大きな課題となっています。そういう意味でも、現実的にどう対応していくか、それを今、緊急に考える必要に迫られているといっても過言ではないのです。
そこで手元供養のメリットとデメリットを取り上げて、そこからの解決方法を探ってみることにしました。

(1)手元供養のメリット

【故人を身近に感じることができる】

手元供養のメリットは、やはり亡くなった人をいつまでも身近に感じていられるところにあります。遠くにあるお墓では、なかなか会いにもいけませんし、仏壇のように形式だけのものよりも、故人の身体の一部がそばにあることで、より身近に感じることができます。

【遠方までお墓参りに行かなくていい】

田舎など、遠くにお墓がある場合、なかなかしょっちゅうお墓参りはできません。またあまり行けないために、お墓の掃除や、管理がおろそかになってしまい、寺院やご近所の方々に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。なかなかお金だけで解決できない問題も多くあります。

【費用を安くおさえられる】

墓地やお墓を購入するとそれなりの費用がかかってきます。

手元供養でも費用をかけようと思えば際限なくかけることもできますが、通常の場合であれば、墓地を入手することを思えばずいぶん安くあげることができます。

(2)手元供養のデメリット

手元供養のデメリットとしては、愛する人の遺骨を肌身離さずもっていることは、結局のところいつまでもその悲しみから抜けることができないという悪循環を生み出す可能性もあります。
またその遺骨を自分が亡くなったあと、誰が引き継ぐかということもしっかりと考えておく必要があります。自分にとっては大切な人の遺骨なので肌身離さず持っておきたいという気持ちはわかりますが、その自分が亡くなったとき、それをどうするのかという将来のこともしっかりと考えておくようにしましょう。
宗教団体によっては、手元供養を否定的に考えることもありますので、確認しておくようにしましょう。

手元供養という考え方

手元供養というのは、結局、お墓というのを今の日本人がどのように捉えて、どのように考えているのか、ということが顕著に現れた結果といえます。
狭い日本には土地は少なく、また少子高齢化や核家族化という大きな社会問題を抱えている中で、いつまでも古いしきたりにばかり固執していては、何も問題を解決できない状態にまでなってきています。

しきたりや習慣を変えるのが正しく、それがすべてとは言えませんが、きっとどこかで折り合いを付けていかなければいけない時がやってきているのも事実です。
ただそこには、家族を思いやるという、コミュニケーションにおける絶対的な信頼感が存在しており、お墓を建てることも、納骨堂も、手元供養も、結局は同じ意味であることを忘れずにいれば、問題はないということなのではないでしょうか。
まずは、自分がどのような人生を歩みたいか、どのように人生を終えたいのかを、じっくりと考える必要があります。
そしてその目標のために今すべきことを考えていきます。今、自分には何が必要なのか、何がしたいのか、残した家族に何をしてもらいたいのか、ひとつひとつ具体化していくことで、何をすべきかが明確になってきます。

その上で、自分を見つめ直し、本当にすべきことを見つけ出していくのです。それを実現させていくことが、終活の本当の意味なのではないでしょうか。

まとめ

少子高齢化や核家族化が進むことで、今からお墓を建てたり維持したりしていくのは、なかなか難しくなってきています。またそれを無理に続けていく必要性についても、考え直す時期になってきているのです。
手元供養が今選ばれているのは、大切な人の一部を身近に感じていたい、またお墓が遠くにあり、もう今は家族もいないような場所に納骨してしまうのはしのびない、金銭的な問題のため、お墓を建てることができない、などそれぞれの個人的な事情によって、理由は違います。
手元供養の人気は、しかしこういった個人的な事情を持つ人が増えてきていることに起因し、とても現実的な問題ということでもあるのです。
自分にとって、そして家族にとって、何が大切なのかを、もう一度考えてみましょう。そしてそれを決めるには、必ず家族とともにゆっくりと話し合うようにすることが大事です。みんなが納得するような結論を出すことが、とても重要なことなのではないでしょうか。

そこで最後に

失敗しない手元供養の極意3ヵ条

(1)手元供養をするかどうかについて、家族とよく話し合っておくこと

(2)手元供養にはどんな種類があるのか、慌てずにじっくり探す

(3)今後、もしお墓などに納骨するかもしれないということも、想定しておくこと
                 頭の片隅に入れておいてください。

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